ルリビタキを教えてくれた人ー『世界』雑感ー #想像することがみちしるべ
NEWS10枚目のアルバム『WORLDISTA』発売おめでとうございます!
この日を今か今かと待っておりました!いや~スーパーハッピー。
NEWS担になって齢九ヶ月。
考察や感想のブログを書くのが夢でした。
まだまだ喃語のひどいベイビーですがお付き合いくださると幸いです。
も~~~WORLDISTAの世界観の考察はライナーノーツに任せます!(投げた)
でも一応ver.10を使って現在4人がWHITEの4人と対峙するって予想は立ててるけど。
あまりにも匂わせがぴったりはまりすぎててむしろ怖いくらいだし、色々考察したいのはやまやまなんですが赤ちゃんすぐ咽び泣いてしまうので……おぎゃ……。
そんなこんなで~~~~~~!
加藤シゲアキ先生のソロ、『世界』についての雑な感想をしたためておきま~~~~~す!
ライナーノーツ前に出せますように!(間に合った!)
ソロの雑な感想です
今回の加藤さんソロはもう安直にイメージして売れないバンドマンの世界に対する認証欲求(他者にも自分にも)と成功することの難しさや人生の行き道みたいな漠然とした不安を描いた曲だと捉えた まじで安直すぎかなぁ
鍵垢でフラゲ日に呟いたふせったー。
この時は特設ページにあった
・『WORLDISTA』とは真逆
・四畳半
・自分(加藤シゲアキ)の生きていく世界
のことはすっかり忘れてますね。
まぁこれはおいおい主人公に当てはめればいいのでそのままで。
ただただ曲を初めて聞いた時のぼんやりとした感想でした。
この手に情けない生き様を握りしめ
誰にも託せぬ夢ばかり
刃を抱く覚悟があるのかと
問いながら歌う
『世界』のサビにあたるこの部分。
主人公が生み出す作品=刃。
ペンは剣よりも強し、と言う言葉があるくらいだし、言論や思想は暴力に勝るってことだろうか。
作品には大いに思想が伴う。
だって作品は作者を削って生み出され作られるものだから。
誰かに認められたいと怯えるけれど、夢を追う姿には生みの苦しみや迷いや葛藤が見え隠れしているようでかなりヘビーな歌詞のように感じられる。
ところで、私は加藤さんの作る物には、文字や音であっても映像性を感じています。
常にだれかの視点で語られているようで、そのカメラを通して伝えられる物事はまるで映画のように頭の中に投映されるから。
この曲を聞いてふとぼんやりと頭に浮かんだのは映画『ソラニン』のこと。
「評価されて初めて価値が出る」って芽衣子の台詞は、社会というフィールドで生きる全ての人の心をグザグザ刺すなぁ。きっつい。
あらすじはwiki読んで欲しいけど、結末以外は全部書いてあるので気になってた人にはおすすめしないです。
wikiそれでええんかお前。
まぁざっくり、生み出した作品の向こう側には人の存在があるって作品かなぁ。価値とはまた違うかもしれないけど。わ~めっちゃざっくり。
魂込めて作品作りしない作り手はいないと思いますが、きっと『世界』の主人公も誰かに認めて欲しくて、そして自分で自分を認めたくて、今日も魂を削って作品を作ってる。
最後の一文「貴様が世界だ」に一度触れてしまうと、この『世界』を書いた主人公を客観的に見てる映像が浮かぶ。
きっとこれは最後のシーンで、”憧れの記憶を振り返る黄昏の帰り道”でもないし、”ルリビタキを遠くに見る雨ざらし”の瞬間でもない。”問いながら歌う”のまさにその現在だと思った。
駅前の小さなロータリー。アコギの音が聞こえてきて立ち止まる。叫ぶような声が歌いだした。この手に情けない生き様を握りしめ、と……。
今までの大して人に自慢できるわけでもない平凡な人生だけど、しかしまだ誰かに託すには眩しすぎる夢を掴むため、幸せを掴むため、彼の中から絞り出すように生まれたこの曲こそが『世界』。
奮起のために作られた、という意味ではソラニンともちょっとニュアンス似てるかなと。
これはふせったーの追記。
まるで小説でも書き出しそうなくらいポエミーな文章でごめんね。ポエム読むのはオタクの得意技なんで。
ここで問題なのはこの物語の主人公を、貴様、と呼ぶ人。
き‐さま【貴様】
[代]二人称の人代名詞。
1 男性が、親しい対等の者または目下の者に対して用いる。また、相手をののしる場合にも用いる。おまえ。「貴様 とおれ」「貴様 の顔なんか二度と見たくない」
2 目上の相手に対して、尊敬の気持ちを含めて用いた語。貴殿。あなたさま。(引用:デジタル大辞泉)
ど、どっち~~~~~~!?
まぁ現代で目上の人を貴様って呼ぶ人いない……と信じたい……。ので十中八九、1の解釈なんでしょうけれど。
それも親しいのか目下なのかはっきりしてくれマン。おいおい。
普通に考えて目下かな……。日常的に貴様って使うのきっとベジータさんくらいだし。
あきらかな悪意を持った他人が、主人公の目の前で「貴様が世界だ」と言う。
他人は冷たい目で、お前のことは認めていないとばかりに侮蔑の視線を送る。
男はこの世で一番主人公を認めていない人。
この人ってもしや、主人公本人、なのでは、と。
は~~~勘弁してよよく分からんわ。
でもなんとなく、これが承認欲求の歌で、この歌こそが主人公の愛であり夢であり魂であり、そして、主人公である、と。
なるほど、わからん。
わからんなりに、一応ここまでで解き明かしたものの主人公、の部分を加藤シゲアキ、に置換してみます。
……するとね、一気に『ソラニン』とシンクロして不安になってくるのです。
この『世界』こそが加藤シゲアキだ、と。
この歌を手に雨の叩きつける四畳半で苦しむ姿がチラつくのが怖い。
しかも間奏の踊るギター音以降、ちょっと声の質が変わってめちゃくちゃに力入った叫びになるのも怖い。
あのね、加藤さん。
あなたは私たちに、小さな青い鳥の名前を教えてくれる人です。
氷が溶ける様すらドラマティックであることも、あやめは美しく、虹はだれにでも平等に掛かると教えてくれた。
あなたが抱く刃すら、愛おしいと思えるんですよ。
『世界』に傘を差すことはできないし、四畳半のその部屋をノックすることもできないけれど、私はこの世界を愛すよ。
ってお話でした。まとまらんかったけど雑感やしいいよね(とびきりの笑顔)
あとはポテチ食べながらライナーノーツ待ってます!
コンサートの演出も楽しみですね、今までめちゃくちゃ凝ってたから逆に裸一貫ギター一本、とかで来そうだなとかも思ってるけど、感想のコンテンポラリーなメロディーに合わせてダンスする加藤さんも見たいんだ~~~~。
あとね、そろそろ映画も撮りなよ加藤先生。
あ~っでもまだまだ俳優も見たいよ~~。
ストロベリーナイトの配役まだ空いてるよね?そこから佐藤監督に見つかって、ちょっと血なまぐさいサスペンスチックな映画に出るのどうやろ?いいやん。
多才な男を好きになってしまって毎日感情が追いつきません。
まったく、ルリビタキはあなたじゃないのか?
お題お借りしました。ありがとうございます!